どうも、Mr.シュミットです。

先日、【2020年版】初心者が作るゲーミング用デスクトップPCのパーツ構成まとめという記事を書きました。

ところが、グラフィックボードだけ先に買って今のパソコンに乗っけてやれば、まだまだ使えるじゃね?

なんて、ケチ臭い事を考えていたら予算より安いグラフィックボードをAmazonで発見してしまいました。

それで、先行してグラフィックボードだけ先に購入。これまで使っていたパソコンに搭載。でも、動きません。

どうやら、BIOSアップデートが必要とのことで色々ゴニョゴニョやった結果、長年愛用してきた愛機がお亡くなりになりました(T_T)

という事で、急遽ゲーミングPC自作計画の予定を早めることになり必要なパーツを買い集めました。

今回は、急ぎでパーツを入手する必要があったので保証のことも考えて全部Amazonで購入しました。

最終的に必要となったパーツは先のグラボと合わせて全7点。合計金額で88,325円となりました。

Windows10のパッケージ版も購入予定でしたが買わずに済んで10万円以内に収まったのは嬉しいところです。

結果から言うと、これらのパーツで組み上げて問題なく動きましたので良ければ参考にしてみてくださいね。

CPU

まず、CPUは「Ryzen 5 3600」にしました。

購入価格はAmazonで26,399円(2019年12月22日時点)でした。

このCPUを選んだ理由は、単純に自作PCを作るならインテルよりもライゼンを使ってみたかったというのがあります。

それで、価格的に1万円程安い「Ryzen 5 2600」と前世代でもワンランク上の「Ryzen 7 2700」と非常に悩みました。

でも、せっかく自作PCを作るのなら新しい第3世代を使ってみたかったので「Ryzen 5 3600」に決定しました。

参考までに、2019年12月26日時点のAmazon価格とベンチマーク結果をご紹介しておきます。

パーツ名 ベンチマーク(Pass Mark) 参考価格
Core i9-9900 19269 53,768円
Ryzen 5 2600 13239 16,498円
Ryzen 7 2700 15758 19,499円
Ryzen 5 3600 19987 26,390円

※ベンチマークはBTOパソコンミニ館さんのデータを参考にさせてもらいました。

マザーボード

次にマザーボードですが「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」にしました。

購入価格はAmazonで8,962円(2019年12月22日時点)でした。

このマザーボードを選んだ理由は、まず値段の安さとBIOS対応済みであることです。

MSI B450 GAMING PLUS MAXが安い理由

「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」がなぜ安いかと言えば、このマザーボードがRyzen第2世代用マザーボードだからです。

本来、Ryzen第3世代用マザーボードとなるとX570やX470といった新しいチップセットを搭載したものになるようです。

ただ、新しいチップセット搭載のマザーボードとなると、私が調べてみた限りでは2万円~3万円と値段の高いものばかりでした。

その一方で、Ryzen第2世代用のB450搭載マザーボードでもBIOSアップデートで第3世代用CPUに対応できる物が結構ありました。

B450搭載マザーボードならだいたい12,000円~15,000円前後が相場といった感じでX570やX470などのマザーボードよりかなり安い。

その中でも「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」は1万円以下とずば抜けて安く、私の購入時点では8,962円でした。

あまりに安いと不安ですが、調べるとMSIはグラボやマザーボードに実績のある台湾メーカーで訳のわからない中華製でもない。

という事で、B450搭載でRyzen第3世代CPUに対応したマザーボード「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」に決定しました。

BIOSアップデート更新済のものを買おう!

冒頭でお話したとおり私はBIOSアップデートでやらかして失敗したのでマザーボード選びは非常に慎重に行いました。

参考までにお伝えしておくと、B450搭載マザーボードにはBIOSアップデート更新済みの物とそうでない物があります。

私が今回購入した「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」は既にBIOSアップデート更新済みです。

だから「Ryzen 5 3600」を何も考えずに取り付けるだけでBIOSの事など考えることもなく無事に動きました。

ちなみに、B450搭載のマザーボードでRyzen第3世代対応と書いてある商品は他にも沢山みつかると思います。

ただ、ここで注意が必要なのはBIOSアップデートを自分でする必要があるマザーボードを買ってしまった場合です。

どういう事かというと、B450搭載マザーボードは第2世代CPUの搭載状態でないとBIOSアップデートが出来ないらしいのです。

私のように新規でRyzen製のCPUを使う人はそんな物を持ってるはずないですよね。だから注意してくださいね。

ということで、マザーボードは「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX MB4821」に決定しました。

グラフィックボード

グラフィックボードについては「MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC-JP」を選びました。

購入価格はAmazonで21,780円(2019年12月20日)でした。

このグラフィックボードを選んだ理由は「MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC-JP」が性能と値段のバランスが良かったからです。

グラフィックボードについても、CPUと同様にNVIDIA系とAMD系の2つの選択肢があったの大いに悩みました。

そこで、BTOパソコンミニ館さんのGPUベンチマーク比較を参考にして検討させて頂きました。

以下は、そのときに参考にさせて頂いたデータをまとめたものです。

パーツ名 ベンチマーク(Fire Strike) 相場価格
NVIDIA Geforce GTX1660Ti 14649 3.7万円
NVIDIA Geforce GTX1660 SUPER 14540 3万円
NVIDIA Geforce GTX1660 12390 2.9万円
AMD Radeon RX590 13858 3.7万円
AMD Radeon RX580 12972 3万円
AMD Radeon RX570 10473 2.2万円

PCパーツを調べてると何となくインテル系CPUはNVIDIAのGeforce系、AMDのライゼンはRadeonといった印象がありました。

最終的に予算10万円以下におさまるようにパーツ構成を考えたかったので候補としてこの中から検討することにしました。

次に、着目したのは消費電力です。消費電力が多いと発熱も多く冷却を考える必要が出てきますからね。

パーツ名 TDP 相場価格
NVIDIA Geforce GTX1660Ti 120W 3.7万円
NVIDIA Geforce GTX1660 SUPER 125W 3万円
NVIDIA Geforce GTX1660 120W 2.9万円
AMD Radeon RX590 225W 3.7万円
AMD Radeon RX580 185W 3万円
AMD Radeon RX570 150W 2.2万円

自作PCをはじめて作るとなると、冷却問題など余計な心配は出来るだけ減らしたいと考えたのでAMDのRadeon系は選択肢からはずしました。

最終的には、Amazonで「MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC-JP」が税込2万円とかなり安い値段だったのを発見したのでこのグラフィックボードに決定しました。

メモリ

メモリについては、当初はCORSAIRの16GB(CMK16GX4M2A2666C16)を考えていましたが、YouTubeやネット情報からCrucialの16GB(W4U2666CM-8G)に変更しました。

購入価格はAmazonで7,756円(2019年12月22日)でした。

このメモリを選んだ理由は何と言っても安定性です。見た目こそ地味ですが、初期不良が少ないとの声が圧倒的に多かったこと、無期限保証付きであることから選択しました。

ただ、マザーボードに指した瞬間にゲーミングPCのメモリとしてはやっぱり地味すぎたなと思ったのはここだけの話。でも、信頼性重視で選んだのでこれは仕方ないところですね。

SSD

自作PCを作るならOSを入れるSSDは速い方が良いよねという事でWestern Digitalの「NVMe WDS500G1B0C」を選びました。

購入価格はAmazonで7,666円(2019年12月22日)でした。

これは、従来のSSDより高速化されたM.2と呼ばれる形のもので、SATA接続より速いNVMe接続タイプのSSDとなっています。

難しい話はよくわかりませんが、単純にSSDよりも6倍程度速いとのこと。何だかロマンを感じるので購入してみた次第です。

M.2タイプのSSDはマザーボードに配線なしで取り付けができるので、見た目スッキリで速さを求めるゲーミングPC向きです。

ただ、ここには発熱という落とし穴もあって、実際マザーボードに取り付けると不安になって今は不要だったかなと思います。

電源

電源はこれまで使っていたパソコンから流用しようとも考えましたがAntecの「NE750 GOLD」80PLUS GOLD認証取得の電源を購入しました。

購入価格はAmazonで9,647円(2019年12月22日)でした。

電源はこれまでのPCから流用しても良かったのですが新調した理由は同時購入したPCケースの配線スペースが結構狭いとAmazonレビューにあったからです。

そこで、フルプラグインとよばれるケーブルが全部抜き差しできるやつを検討して、一時は人気のあるCORSAIRの650Wのものに決めようと思っていました。

ただ、値段が12,000円と高いこと、故障して修理する場合に海外に発送しないといけないとのレビューもあったために再検討することになりました。

その結果、これまでの電源がAntec製で実績がある、セミプラグインで多少なり省スペース、値段が安い、PCケースがAntec製などの理由からこの電源を選びました。

PCケース

さて、最後はPCケースですがAntecの「P7 Silent」というミドルタワー型のものを選びました。

購入価格はAmazonで6,115円(2019年12月22日)でした。値段的にはそこそこと言った感じですね。

この「P7 Silent」を選んだ理由は、5インチベイがあったからというのが一番大きいところです。

今どきのPCケースは光学メディアドライブを搭載する事が少ないようで探すのも苦労しました。

一応、ゲーミングPCとして考えていますが、仕事用でもあり光学メディアドライブも必要です。

また、LED電飾で光らせるのが流行のようですが、PC付近で写真を撮ることも多く邪魔になります。

とか言ってますが、見た目は地味だが中身が凄い方が格好良くね?

という何だか意味不明な理由もあったりで、個人的な価値観からこのPCケースに決定しました。

流用したパーツ

これまで使っていたパソコンから流用したパーツについても、ここでご紹介しておきます。

流用したのは、Windows10の入ったSSD、データ保存用のHDD、光学メディアドライブの全部で3つです。

特に、Windows10の入ったSSDをポン付けするだけで動いてくれたらラッキーだと思っていました。

結果的には何の苦労もする事なく動きました。なのでWindows10のインストール作業は省くことができました。

とはいえ、新規マシンなのでライセンス認証のために、多少面倒なことがあったといえばありました。

今回はパーツ構成についてのご紹介なので、パソコン完成後の詳しい話はまた別の記事でご紹介しますね。

まとめ

今回はRyzen 5 3600とGTX1660構成でゲーミングPCを自作したときのパーツ構成についてご紹介させて頂きました。

実際にこれらのパーツを組み合わせて、自作PCを作ってみて無事に動いたので参考にして頂ければ幸いです。

とはいえ、私自身が産まれて初めて自作PCを作ったので、マネされる方はあくまで自己責任という事でお願いします。

次回は、実際にどう自作ゲーミングPCを作ったか、苦労したところや注意点などを交えてご紹介できたらと思います。

それでは、また。

自作ゲーミングPCにかかった費用

今回購入したパーツも含めて、自作ゲーミングPC作成にかかった費用を下記にてまとめておきます。

何とか10万円以下におさまりました。

パーツ 品 番 参考価格
CPU AMD Ryzen 5 3600 ¥26,399
マザーボード MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX ¥8,962
グラフィックボード MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G ¥21,780
メモリー Crucial W4U2666CM-8G ¥7,756
SSD Western Digital WDS500G1B0C ¥7,667
HDD Western Digital WD20EZAZ-RT ¥6,545
電源 ANTEC NE750 GOLD ¥9,647
PCケース ANTEC P7 Silent ¥6,115
光学メディアドライブ ASUS DRW-24D5MT ¥2,585
合計金額 ¥97,456

※ディスプレイ、キーボード、マウス、Windows10ライセンス料等は含んでないのでお持ちでない方は考慮なさってくださいね。