どうも、Mr.シュミットです。
自作PCのメリットはCPU、マザーボード、グラフィックボード、メモリなど好きなパーツを選んで作れるところです。
でも、PCパーツの返品や交換の期限はだいたい1週間以内だったりするので初期不良とかあったら心配じゃないですか?
自作PCは、完成後だとどのパーツが初期不良か判りにくいですし、返品交換の期限に間に合わないなんて事もあります。
そこで、今回は自作PCを組む前にパーツの初期不良チェックをやっておこうという事でお話をさせて頂けばと思います。
それでは、参りましょう!
PCケースに入れず仮組してみよう
今回は、自作PC組立前のパーツの初期不良チェックのため冒頭の写真の状態を目指します。PCケースには収めません。
過去記事で各パーツごとの組立についてご紹介してきましたが、せっかくなので「おさらい」も兼ねて確認しましょう。
まず、マザーボードを用意します。マザーボードの入ってた箱に置いて作業するとクッションになり作業しやすいです。
それと、机の上が電気が流れる金属製の素材だとショートして故障の原因になりますがこれが防ぐことにも繋がります。
とはいえ、あまり力任せにパーツを押し付けるとマザーボード裏面の部品を損傷するかもなので注意した方が良いです。
マザーボードにCPUを取り付けます。写真のRyzen 5 3600などは裏面に無数のPINが剣山状にあり折ると終わりです。
CPUを取り付けたらCPUクーラーファンを取り付けます。Ryzen純正ファンの場合はグリスは塗布済みで不要でした。
独自にCPUファンを用意して使う場合は、グリスが塗ってないタイプならこの時に必ず忘れずに塗っておきましょう。
CPUファンが装着できたら、ファンの電源ケーブルをマザーボードに繋ぎます。
マザーボードにメモリーを装着します。
マザーボードにSSD、HDD等ストレージ類を装着していきます。SATAケーブルが必要なものは接続しておきましょう。
マザーボードにグラフィックボードを装着します(写真は別のマザーボードのもの。撮影し忘れましたすみません)
ここまで出来たら、電源、SATA、HDMIなどケーブル関係を繋いでいきます。
電源ケーブルなどを繋いでいこう
PC電源ユニット、PCケース、ディスプレイ、キーボード、マウスを用意。電源ケーブルなど繋いでこの状態にします。
※ケーブル類の接続は(もし需要あれば)別記事でご紹介したいと思います。
ということで、ここまでの作業が終了したら初期不良チェックに参りましょう!
電源ON!BIOSで動作確認しよう
MSIのロゴが表示されました。グラフィクボードは問題なさそうです。マザーボードも初期不良はないといいですが…
「Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」と表示されてしまいました。
「再起動するかブートデバイスを選ぶかブートメディアを入れてから何かキーを押して」といった感じでしょうかね。
今回、私はWindows10インストール済のSSDを移植したので動作するはずですがこんなメッセージが表示されました。
調べると、OSの入っていないドライブの起動順位が起動最優先になっているため表示されたメッセージのようでした。
どうやらM.2スロットに指したMVNE SSDの優先順位が高かったようで、これを外して起動するとBIOSに入れました。
BIOSに入ってからストレージの起動順位を変更しました。自作PCを新規で作るならここでOSインストールですかね。
BIOS起動後の様子です。ちゃんと「Ryzen 5 3600」が認識されています。CPUの初期不良の問題もなさそうです。
CPUの項目をチェック。CPUスピード3.6Ghz、DDRスピード2666Mhzと表示されています。ここも大丈夫そうです。
次にメモリもチェック。8Gを2個搭載しましたが、ちゃんと16GB分認識されてメモリの初期不良もなさそうですね。
最後にストレージ。Win10の入ったSSD、HDD、M.2スロットに装着したNVmeのSSDも問題なく動作してます。
ということで、自作PC用の下記パーツの動作確認と初期不良チェック終了です。
- マザーボード
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- 電源ユニット
このタイミングで動作しないパーツは、早めに返品交換をしてもらいましょう。
まとめ
今回は、自作PC組立前のパーツの初期不良チェックの方法について紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
自作PCの組立に慣れていない初心者の場合は、PC完成後に初期不良で動かないパーツを特定するのは難しいと思います。
でも、PCパーツの初期不良チェックを済ませておけば、返品交換の時期を気にせず落ち着いて自作PCに取り組めますよ。
なので、自作PCの完成までに時間がかかりそうなら、初期不良のチェックだけ先に済ませてみてはいかがでしょうか?
ということで、次回はいよいよPCケースに収納して自作PCの完成を目指します。
それでは、また。